『Googleマーケティング+HTML5 』Googleアドワーズ導入セミナー〜Web担当者が知るべきSEM〜 のまとめ
先日(2011/11/26)「dachas × With東北プロジェクトpresents 『Googleマーケティング+HTML5』」という勉強会に参加させていただきました。
仙台を中心に定期的に勉強会を開催している『dachas』さんと、東日本大震災の後、被災地のクリエイター支援のため発足された『With東北プロジェクト』さんがタッグを組んで実施された無料で参加できるセミナーでした。
当日は「Googleマーケティング(アドワーズ)」「HTML5」と大きく2つのテーマで構成されていました。
今回は「Googleマーケティング(アドワーズ)」の部分についてての自分なりのまとめです。
※「HTML5」の部分は余力があれば後ほどまとめたいかと思います。
まとめにあたっては、dachas×With東北プロジェクトpresents 『Googleマーケティング+HTML5』 - Togetter と
当日とったスライドの写真を参考にさせていただきました。
※スライドは後日Webに公開する予定もあるようです。
オンライン広告について
- オンラインでの検索が、オフラインでの購入を促進する。
- 89%→オフラインで商品を検索
- 93%→オフラインで購入
- オンライン検索ユーザーの67%は、オフラインの広告をきっかけとして企業、商品、サービス、キャッチコピーを検索
- 媒体別の広告費の推移としては、「検索連動型広告」が、ここ数年大きく増加している
検索連動型広告が伸びている理由
- インターネットとの普及拡大
- 広告予算に応じての利用可能(工夫次第で低予算での利用も可能)
- 広告の効果測定が容易
アドワーズとは?
ディスプレイネットワーク
- オーバーレイ動画広告やバナー広告(YouTune、TSUTAYAなど)
「SEM」と「SEO」
SEM(Search Engine Marketing)
- キーワード連動型広告やリスティング広告によってサイト訪問者を増やすマーケティング手法。
SEO(Search Engine Optimization)
- サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWebサイトが表示されるようにコンテンツを工夫する手法。
メリット | デメリット | |
SEM | ・検索キーワードを指定出来る ・指定したURLへの誘導が可能 ・即効性 ・効果測定 ・工夫次第で低予算運用が可能 | ・費用がかかる(無料では出来ない) ・広告管理の手間、時間がかかる ・キーワードによる広告費の変動(人気のあるキーワードは高コスト) |
SEO | ・ブランディング ・リピーターの確保 ・低予算 | ・時間、手間がかかる。 ・効果の確約が出来ない。 ・検索エンジンのアルゴリズムなどに依存する |
SEM と SEO の役割
アドワーズのメリット
- 多くのユーザーに商品やサービス情報を伝える機会が増える。
- 細かくターゲティングを行い、効率よく集客できる。
- 正確に分析できるため、見込の高い顧客層を見つけられる。
Yahoo!リスティングとアドワーズの違い(アドワーズの優位点など)
- 細かいターゲティングが出来る。
※デスクトップ、スマートフォン(Iphoen,Android、キャリア)、タブレットなどでターゲティングが可能
※曜日、時間帯の配信設定も可能
- 検索ユーザー層
Yahoo→Webに詳しくない人が多い傾向がある。
Google→ビジネス、Web系の人が多い傾向がある。
アドワーズのアカウント構成
- アドワーズのアカウント構成は階層型になっている。
- アカウント → キャンペーン → 広告グループ → キーワード・広告
- キャンペーンはターゲットで分割するのが有効である。
例)靴屋さんの場合
ビジネスシューズ → ビジネスマン向け
スポーツシューズ → スポーツ選手向け
→ ビジネスシューズとスポーツシューズではターゲットが違うのでキャンペーンを分割するのが良い。
- キャンペーンの下に製品ごとに広告キーワード群と広告ページのセットである広告グループを作成
- キャンペーンは商材ではなく、地域・言語などのでの切り分けもOK。必ずしも商材で分けるものではない。
- ターゲットにあわせる、ということが重要。
アドワーズの広告掲載順位
広告の掲載位置を決定する要素は2つ
- 予算(上限クリック単価)
- 関連度(品質スコア)
上限クリック単価
- 広告1クリックあたりの最大予算
品質スコア
- 以下の組み合わせに基づいて決定される。
- 検索結果画面における広告のクリック率(90%程度)
- キーワード及び広告文の関連度(5%程度)
- リンク先ページの品質(5%程度)
- 品質ランクは全部で10ランクある。
- 広告クリック率(品質スコアの大部分を占める)、広告文の関連度、リンク先ページの品質。
- クリック率を高くするための広告・ページ制作を行うべし。
- 品質スコアは、一度ランクが下がるとなかなか元に戻すのはとても難しい。
アドワーズの広告予算額の設定について
- 1日あたりの予算を小額から設定可能
- 1日あたりの予算に達した時点で広告が非表示になる。
- 1日あたりの予算に達しなかった場合、余った予算は戻る。
※ 1日の予算に達してしまうと、見込み客へアプローチする機会が減るため、予算については出来るだけ高めの設定が望ましい。
広告の作り方(考え方)
- まずは複数の広告を設定してみる。
- 広告タイトルに広告キーワードを入れる。
- 広告タイトルにキーワードが入っている場合、検索キーワードが太字になり、ユーザーの注目度が上がりやすい。
広告の作り方(コツ)
- 「自分がユーザーの立場ならどんなキーワードで検索するか?」を考えることで最適なキーワードを発想することができる。
- ※「なにを」「誰に対して」「いつ」「どんなとき」など
- 例1) 全国に通販できる商品なら、商品カテゴリを設定するのが有効。例えば「バラ 有機栽培」など。
- 例2) 観光等の場所に関連する商品なら、場所・地名を設定するのが有効。「ペンション 軽井沢」など。
- 例3) 売っている場所がイメージしにくい商品は、商品名そのままが有効。「セキュリティシステム」など。
- 例4) お悩み解決の商品なら、悩みをキーワードにするのが有効。「肩こり」「腰痛」「確定申告」など。
- 例5) 季節・イベントに関連する商品は、イベント名を設定するのが有効。「母の日」「花火大会」など。
今回参考にしたURL
dachas×With東北プロジェクトpresents 『Googleマーケティング+HTML5』 - Togetter
http://togetter.com/li/219945
Facebook - dachas (development and challenge sendai) ※当日の会場の様子などが写真でアップされています。
http://www.facebook.com/dachas.sendai
※当日のセミナーがUstreamで見れます。
Ustream.tv/ ユーザー dachas_WTP/ Googleアドワーズ導入セミナー①,
2011年11月26日に仙台にて開催されたセミナーイベント『Googleマーケティング+HTML5』
http://www.ustream.tv/recorded/18749247
Ustream.tv/ ユーザー dachas_WTP/ Googleアドワーズ導入セミナー②,
2011年11月26日に仙台にて開催されたセミナーイベント『Googleマーケティング+HTML5』
http://www.ustream.tv/recorded/18749822