CentOSにHudsonをインストール(tomcat使用) - hogehoge foobar Blog Style Beta

CentOS に「Hudson」をインストールしてみたときの備忘録メモです。
「Hudson」は「rpm」では無く「war」を使って、「tomcat」上で動かしてみました。

「Java」のインストール

最初に「Java」をインストールします。

# yum install java

インストールが完了したら、念の為、バージョンを確認します。

# java -version
java version "1.6.0_17"
OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.7.5) (rhel-1.16.b17.el5-i386)
OpenJDK Client VM (build 14.0-b16, mixed mode)

「tomcat」のインストール

次に「tomcat」をインストールします。
zipを解凍してのインストールも出来るみたいでしたが、少し手間がかかりそうだったので、今回は yum からインストールしてみました。

yum を使って「tomcat5」と「tomcat5-webapps」をインストールします。

# yum install tomcat5 tomcat5-webapps

インストールが終わったら、tomcat が正常に起動できるかを確認しておきます。
tomcat の起動は「/etc/init.d/tomcat5 start」で行います。

# /etc/init.d/tomcat5 start
Starting tomcat5:                                          [  OK  ]

起動が完了したら、「http://localhost:8080/」などにアクセスして、以下のようなページが表示されればOKです。

「Hudson」のインストール

「tomcat」が正常に起動できたら、次に「Hudson」をインストールします。
CentOSの場合、RPM でもインストール出来ますが、今回は tomcat を使って実行するので、「hudson.war」をインストールします。
インストール自体は、「webapps/」に「hudson.war」ファイルを配置するだけです。

# cd /var/lib/tomcat5/webapps/hudson.war
# wget -O hudson.war http://java.net/projects/hudson/downloads/download/war/hudson-1.396.war

「hudson.war」ファイルの配置が完了したら、「HUDSON_HOME」のディレクトリを作成します。
作成したディレクトリのユーザー/グループは、tomcat からアクセスできるように「tomcat:tomcat」にしておきます。

# mkdir -p /var/hudson
# chown -R tomcat:tomcat /var/hudson
# ls -l
drwxr-xr-x  5 tomcat tomcat 4096  2月 19 16:15 hudson

次に、tomcat の起動オプションとして「HUDSON_HOME」を指定するため、「tomcat5.conf」に追記をします。
まずは、vim などで「tomcat5.conf」を開きます。

# vim /etc/tomcat5/tomcat5.conf

ファイルを開いたら、一番最後の行に以下の行を追記します。

CATALINA_OPTS="$JAVA_OPTS -DHUDSON_HOME=/var/hudson"

「tomcat5.conf」への追記が完了したら、tomcat を再起動します。

# /etc/init.d/tomcat5 restart
Stopping tomcat5:                                          [  OK  ]
Starting tomcat5:                                          [  OK  ]

tomcat の再起動が完了したら、「http://localhost:8080/hudson/」にアクセスして、hudson のページが表示されてばOKです。

すぐさま「Jenkins」に乗り換え

ここまでやっておきながら、「Hudson」が「Jenkins」というプロジェクトに変わっていたことに気づいたので、「Jenkins」に乗り換えてみました。

まずはtomcat を停止します。

# /etc/init.d/tomcat5 stop
Stopping tomcat5:                                          [  OK  ]

次に、「hudson.war」と「HUDSON_HOMEの中身」を削除します。

# rm /var/lib/tomcat5/webapps/hudson.war
# rm -rf /var/lib/tomcat5/webapps/hudson
# rm -rf /var/hudson/*

次に「jenkins.war」をダウンロードして「webapps/」に配置します。

# cd /var/lib/tomcat5/webapps
# wget http://mirrors.jenkins-ci.org/war/latest/jenkins.war

最後に tomcat を起動したあと、「http://localhost:8080/jenkins/」にアクセスして、 Jenkins のページが表示されればOKです。

# /etc/init.d/tomcat5 start
Starting tomcat5:                                          [  OK  ]

画面はHudsonとほぼ同じです。

Jenkinsといい、LibraOfficeといい、Oracleから離れるプロジェクトが多いですね。

今回参考にしたページ

[Think IT] 第5回：TomcatをLinuxへインストールしよう！（パッケージ管理システム編） (1 3)
http://thinkit.co.jp/free/article/0708/2/5/

CentOS5.5 に Hudson をインストールしてみた。ぺんぎんくんのIT知識
http://pngnwrld.sblo.jp/article/42415153.html

Hudson CI Downloads ? Project Kenai
http://java.net/projects/hudson/downloads/directory/war

JenkinsをTomcatで動作させる。 - kuma8の日記
http://d.hatena.ne.jp/kuma8/20110206/1296991868

元Hudsonチーム、米Oracleから独立後初の「Jenkins」リリース - SourceForge.JP Magazine オープンソースの話題満載
http://sourceforge.jp/magazine/11/02/04/0328213